果物の追熟とは


今日の雑学です。

 

果物の追熟をご存じしょうか。
追熟という言葉を聞きなれていない人も、
バナナを買った際にすぐに食べず、黒色の斑点が出てきて熟れた頃に食べることをイメージしてもらえれば、
追熟がどのようなものかわかると思います。

ですが、この追熟すべての果物でできるわけではありません。

 

★追熟できる果物
・バナナ
・マンゴー
・パパイヤ
・キュウイフルーツ
・ドリアン
・メロン
・アボガド
・西洋梨
・柿
等々

 

上記に挙げた果物は、追熟できる代表的な果物となります。
南国系の果物が多いですね。。。

 

また、南国系の果物が多いことによって間違われやすいのが、
パイナップルなのですが、パイナップルは追熟できません。
パイナップルは買ってすぐに食べごろとなっています。

 

と、これらの果物は、追熟が可能ということもあり、
美味しく食べるための意識するポイントがいくつかあります。

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ポイント①:追熟の見分け方について

 

食べごろを見分ける必要があります。
簡単に見分ける方法は2つです。

 

◎果物に弾力がでてくる
◎果物が甘い香りを放つ

果物が熟していない場合、果肉がデンプンなどの状態で蓄積されているため、
身が堅い状態となっています。
この状態から追熟が進むと、デンプンか糖分(グルコース)に変わるため、
だんだんと身が柔らかくなって、弾力がでてくるようになります。
それと同時に甘い香りを放つようになるため、
その状態になったら食べごろです!

 

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ポイント②:追熟の方法について

 

追熟できる果物については、
私たちの手元に届いたタイミングでおいしく食べられるように
収穫時や販売時には、熟されていません。

そのため、購入したばかりはまだ甘みも少なく、
食べ頃にするために追熟を促す必要があります。

◎りんごと一緒にビニール袋に入れる

りんごについては、植物の成長ホルモンであるエチレンガスを出しています。
そのため、追熟させたい果物と一緒にビニール袋に入れると、
りんごから発生するエチレンガスを呼気し、追熟を促してくれます。

買ってきたばかりで甘くなっていない場合、この方法で追熟させてください。
また、既に追熟されている場合、腐るのを促してしまうため、
一緒に保管しないことも重要になります。

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ポイント③:保管方法について

 

基本的に、常温保存が望ましいです。

理由は、簡単なのですが、
南国の果物が多いこともあり、
冷気に弱く、冷蔵保存をすると逆に痛みやすくなっています。

なので、冷やして食べたいときは、
直前だけにしてください。

 

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★結論


冷蔵保存はNG。常温保存する。
追熟させたいときは、リンゴなどの一緒に保管する。