意外としならい磁気の影響について


今日の雑学は、

意外としならい磁気の影響に関する話です。

 

中学校の理科でもならう磁石の特性:磁気ですが、
家電などと相性が悪く故障の原因になったりします。
では、故障の原因になる磁石はどんな製品に使われているでしょうか。

 

◇磁石を使用した製品
・マグネット
・磁気ネックレス
・ノートPC
スマートフォン
・ヘッドフォン
等々

 

まず、最初に思いつくのは、
磁石が直接使われている製品であるマグネット・磁気ネックレスだと思います。

ですが、、、
近年では目に見えない部分で磁石を使用した製品が増えてきています。
上記の例では、ノートPC、スマートフォン・ヘッドフォンなどでしょうか。
では、これらの製品のどこに磁石が使用されているのでしょうか。。。

 

正解は、スピーカー部分!

スピーカーは、コイル+磁石に電気を流し、
その振動を振動版に伝え、空気揺らすことで音を鳴らす仕組みとなっているため、
スピーカーがある製品には、もれなく磁石が使われています。

 

では、最初のテーマに戻り、
近年、磁気を発する製品が増えてることはわかりましたが、
それに伴う影響はないのでしょうか。。。

 

ここからが、本題!
意外としならい日常生活で磁気の影響を受けてしまう
NGな状況について解説していきたいと思います。
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◇NGパターン①
スマートフォンとカード類・時計を一緒に保管する。

 

よくあるパターンだと思います。
冒頭に記載した通り、スマートフォンはスピーカー部分に磁石を持っているため、
カードと合わせて管理(保管)すると、磁気の影響でカードが破損する可能性があります。

また、カードといっても、種類によって磁気への耐性が異なります。

接触ICカード :磁気に強い  ※クレジットカード等
②非接触ICカード :磁気にそこそこ強い ※キャッシュカード、入館証等
③磁気ストライプカード:磁気によわい ※Tポイントカード等 (背面に黒のラインがあるもの)
④磁気カード :磁気にすごくよわい ※商店街のポイントカード等

なので、カードはカードでも、
③④のカードとスマートフォンを重ねるのはお勧めできない状態です。。。

また、①に挙げたクレジットカードも、
接触ICカードなので、影響を受けにくい(磁気に強い)作りになっていますが、
スマホケースにSUICAが入れられるパスケースなどは、
常に磁気にさらされるため、あまりお勧めができない状態です。。。

と、あまり知られていないですが、
スマートフォンの開発も重ねた保管したことで、
カードが故障した事例を受けて、スピーカー(磁石)の位置を中心から避けるような改善がされています。

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◇NGパターン②
ヘッドフォン(イヤフォン)とカード類・時計を一緒に保管する。

 

こちらも最近増えているケースだと思います。
近年では、高音質のヘッドフォン(イヤフォン)が増えてきており、
磁気が強いものが多くなっています。
そのため、ヘッドフォンの電源が入っている状態で一緒に保管されていると、
時間が短くても故障することがあったりします。

※電源が入っていると、<磁石>と<電磁石(コイルに電気が流れた状態)>の両方で発生した磁場を受けるため、
より悪い状況となります。

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★今日の結論
ヘッドフォン(イヤフォン)は、入館証と一緒にしない方がよいよ!

※というか、私の実体験で入館証が使えなくなったということがありました。。。